純金積立とは?やめとけと言われる理由から税金・手数料・選び方までやさしく解説

純金積立はどこがいい?手数料とサービス内容で見る

純金積立を選ぶときは、「買付手数料が安いか」だけで決めない方が安全です。現物交換のしやすさ、保管料、年会費、スポット購入の可否、売却時の手数料、使いやすさも含めて比較する必要があります。

田中貴金属の純金積立を見るポイント

田中貴金属は、金地金や貴金属の取り扱いで知られる事業者です。公式情報では、ネットサービス利用時の年会費は無料、店頭サービスでは年会費が設定されています。また、月々の積立購入には積立金額に応じた手数料率が設定されており、スポット購入の手数料は無料とされています。

一方で、積立購入休止中に預り地金残高がある場合の口座管理料、現物引出しの手数料、バー指定手数料などが発生する場合があります。将来、金地金として引き出したい方は、積立手数料だけでなく、引出し時の費用まで確認しておくと安心です。

SBI証券の純金積立を見るポイント

SBI証券の金・銀・プラチナ取引では、スポット取引と積立取引の買付手数料が約定代金の1.5%、税込1.65%、売却手数料は無料と案内されています。年会費や保管料は現在無料とされていますが、買付価格と売却価格にはスプレッドがあるため、実際のコストは手数料だけでは判断できません。

また、現物転換サービスも用意されていますが、金は一定数量以上からの請求となるなど条件があります。現物で受け取りたい目的がある場合は、必要数量や費用を事前に確認してから始めることが重要です。

楽天証券の純金積立を見るポイント

楽天証券の金・プラチナ・銀取引では、積立取引とスポット取引の買付手数料が買付代金の税込1.65%、売付手数料は0円と案内されています。年会費と保管料は無料です。

楽天証券では、金の現物受取について100グラム、500グラム、1000グラムなどの単位ごとに手数料が設定されています。さらに、本体消費税相当額や発送料がかかるため、現物受取を考える場合は「受け取るときの総費用」を確認する必要があります。

純金積立の手数料比較で見るべき項目

手数料比較では、次の項目を分けて見るとわかりやすくなります。

  • 買付手数料:毎月の積立やスポット購入時にかかる費用
  • 売却手数料:現金化するときの費用
  • スプレッド:買付価格と売却価格の差
  • 年会費・保管料:保有しているだけで発生する可能性のある費用
  • 現物受取・引出し費用:金地金として受け取る場合の費用

純金積立は長期で続けるほど、手数料の差が積み上がります。たとえば月1万円を20年間続けると、積立元本だけで240万円になります。金価格がどれだけ上がるかだけでなく、毎月の買付手数料がどれくらい差し引かれるかも結果に影響します。

純金積立の税金は取引形態によって異なる

純金積立の税金は、サービスの仕組みや売却方法によって扱いが異なる場合があります。国税庁は、金地金を売ったときの所得について、原則として譲渡所得として給与所得などと合算される総合課税の対象になると説明しています。

所有期間が5年以内の場合は短期譲渡所得、5年を超える場合は長期譲渡所得として扱われます。長期譲渡所得では、譲渡所得の金額の2分の1が課税対象になる仕組みです。また、総合課税の譲渡所得には特別控除50万円がありますが、これはその年の他の総合課税の譲渡益と合わせて50万円が限度です。

ただし、国税庁は金投資口座や金貯蓄口座などからの利益について、金地金の現物の譲渡とは異なり、金融類似商品の収益として一律20.315%の源泉分離課税となる場合があると示しています。純金積立の税金は「どの会社のどの取引形態か」によって確認が必要です。売却前に、利用中のサービスの説明書や税務署、税理士へ確認するのが安全です。

純金積立はNISAでできる?

純金積立そのものは、一般的にNISA口座で金そのものを積み立てる仕組みではありません。NISAの対象は、一定の条件を満たす投資信託、ETF、上場株式、REITなどです。金価格に連動する投資信託やETFの中には、成長投資枠で購入できる場合がありますが、それは「金そのものを積み立てる」のではなく、金関連の金融商品に投資する形です。

そのため、「現物の金を将来受け取りたい」のか、「NISAの非課税メリットを使って金価格に連動する商品を持ちたい」のかで、選ぶ商品は変わります。現物性を重視するなら純金積立、非課税枠を重視するならNISA対象の金関連投資信託やETFを検討する、という整理がしやすいでしょう。

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