ChromeでWebサイトの広告を減らす方法
Webページ内に表示される広告、別画面で開くポップアップ、画面右下に表示される通知広告は、それぞれ仕組みが異なります。
広告ブロック拡張機能を追加する前に、どの種類の表示に困っているのかを確認しましょう。
ポップアップとリダイレクトをブロックする
Google Chromeには、煩わしいポップアップや自動的なリダイレクトを制限する機能があります。
パソコン版では、次の順番で設定を確認できます。
「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「サイトの設定」→「ポップアップとリダイレクト」
ただし、決済画面、ファイルのダウンロード、本人認証などで正当なポップアップが使われる場合があります。信頼できるWebサイトで必要な画面が開かない場合は、そのサイトだけ個別に許可してください。
Chromeの標準機能ですべての広告が消えるわけではない
Google Chromeには煩わしい広告や危険な広告を制限する機能がありますが、Webサイト上の通常の広告をすべて非表示にする機能ではありません。
広告を広く非表示にしたい場合は、広告ブロック拡張機能を利用する方法があります。ただし、拡張機能によっては、閲覧しているWebサイトの情報を読み取る権限を求めることがあります。
広告ブロック拡張機能を選ぶ際は、次の点を確認してください。
- 提供元が明確か
- 長期間更新が停止していないか
- 要求される権限が必要以上に広くないか
- プライバシーポリシーが公開されているか
- 不要なデータ収集について説明されていないか
広告収入によって無料で運営されているWebサイトでは、広告ブロック中に一部のコンテンツを利用できない場合があります。また、ログイン、購入、動画再生などが正常に動作しなくなることもあります。
作業効率化に役立つChrome拡張機能
パソコン版Google Chromeでは、必要に応じてさまざまな拡張機能を追加できます。
便利な拡張機能の種類
- 開いているタブを整理・保存する機能
- WebページをメモやPDFとして保存する機能
- 文章の誤字や表記を確認する機能
- 定型文を簡単に入力する機能
- 作業時間や集中時間を管理する機能
- 画面を画像として保存する機能
- パスワードを管理する機能
- 広告や特定の要素を非表示にする機能
同じ目的の拡張機能を複数追加すると、動作が重くなったり、機能同士が干渉したりすることがあります。まずは必要なものを一つずつ追加し、動作を確認しましょう。
画面キャプチャ拡張機能の選び方
現在表示されている範囲だけであれば、パソコンやスマートフォンの標準機能でもスクリーンショットを撮影できます。
縦に長いWebページ全体を保存したい場合や、画像へ矢印や文字を追加したい場合は、画面キャプチャ拡張機能が便利です。
- ページ全体を撮影できるか
- 指定した範囲だけを撮影できるか
- 文字、矢印、ぼかし加工に対応しているか
- PNG、JPEG、PDFなど必要な形式で保存できるか
- 画像が外部サーバーへ自動送信されないか
- 必要以上に広い権限を要求していないか
個人情報、ログイン情報、社内資料が表示された画面を保存する場合は、クラウドへの自動アップロードや共有設定にも注意してください。
Chromeにパスワードを保存しても安全?
Google Chromeでは、Googleパスワードマネージャーを利用して、WebサイトのIDやパスワードを保存できます。
パスワードの生成、自動入力、使い回しや漏えいの可能性があるパスワードの確認などに対応しています。
端末とGoogleアカウントの管理が重要
パスワード保存機能を利用していても、端末に画面ロックを設定していなかったり、Googleアカウントを他人と共有していたりすると、第三者に情報を見られる可能性があります。
- パソコンやスマートフォンに画面ロックを設定する
- Googleアカウントで2段階認証を利用する
- サービスごとに異なるパスワードを使う
- 共有端末にアカウントを残したままにしない
- パスワードチェックで使い回しや漏えいを確認する
- 不要になったアカウント情報を削除する
パソコン版では、Chrome右上のメニューから「パスワードと自動入力」→「Googleパスワードマネージャー」を開いて確認できます。
Chromeで行いたいセキュリティ対策
ブラウザを安全に利用する基本は、Google Chromeと端末のOSを最新版へ保ち、警告を安易に無視しないことです。
安全確認を実行する
パソコン版Chromeでは、「設定」→「プライバシーとセキュリティ」から安全確認を実行できます。
安全確認では、更新状況、危険な可能性がある拡張機能、保存したパスワード、サイトの権限などを確認できます。
セーフブラウジングを確認する
Chromeのセーフブラウジングは、フィッシング、不正なソフトウェア、危険なダウンロードなどの可能性がある場合に警告を表示する機能です。
「プライバシーとセキュリティ」内の「セキュリティ」から保護設定を確認できます。警告が表示された場合は、内容を確認せずに解除したり、危険を承知でページを開いたりしないようにしましょう。
突然表示されるウイルス感染警告は本物?
Webサイトを見ている途中で、「ウイルスに感染しました」「今すぐ電話してください」「数分以内にデータが削除されます」などと表示された場合は、偽のセキュリティ警告である可能性があります。
警告画面が表示されただけで感染したとは限らない
独立行政法人情報処理推進機構は、偽のセキュリティ警告画面が表示されただけであれば、画面を閉じることで対処できるケースを案内しています。
- 警告画面に表示されたボタンを押さない
- 表示された電話番号へ連絡しない
- 指示されたソフトやアプリを入れない
- カード情報や口座情報を入力しない
- ブラウザのタブやウィンドウを閉じる
- 閉じられない場合は端末を再起動する
- 再起動後にページを復元しない
すでに遠隔操作ソフトを入れた、カード情報を入力した、送金したという場合は、ネットワークから端末を切り離し、利用したカード会社や金融機関などへ相談してください。
Chromeの通知許可を消す方法
画面右下に広告や警告が繰り返し表示される場合は、過去にWebサイトの通知を許可している可能性があります。
パソコンで通知を停止する
パソコン版Chromeでは、次の順番で通知設定を確認できます。
「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「サイトの設定」→「通知」
通知を許可しているサイトの一覧から、見覚えのないサイトや不要なサイトをブロックまたは削除します。
スマートフォンで通知を停止する
Android版Chromeでは、Chromeの設定からサイトの通知権限を確認できます。
iPhoneやiPadでは、端末本体の「設定」→「通知」→「Chrome」から、Chromeアプリの通知を管理します。
OSやChromeのバージョンによって、設定項目の名称や場所が異なる場合があります。
Cookieとキャッシュは定期的に削除するべき?
CookieやキャッシュはWebサイトを便利に利用するためのデータであり、問題が発生していないときに毎日すべて削除する必要はありません。
削除が役立つ主な場面
- ページの内容が古いまま更新されない
- 画像やレイアウトが崩れる
- 特定のWebサイトだけ正常に開かない
- ログインを繰り返し求められる
- 別のアカウントへ切り替えられない
- シークレットモードでは正常に表示される
最初は「キャッシュされた画像とファイル」だけを削除し、それでも改善しない場合にCookieを削除する方法があります。
Cookieを削除するとログアウトする可能性があるため、保存したパスワードまで削除しないよう、選択している項目を確認してください。
シークレットモードでも履歴は残る?
シークレットモードは、利用中の端末に通常の閲覧履歴やCookieを残しにくくする機能です。すべてのシークレットウィンドウを閉じると、その利用中に作成されたCookieやサイトデータは削除されます。
完全に匿名になる機能ではない
シークレットモードでも、次の情報は残ったり、外部から確認されたりする可能性があります。
- ダウンロードしたファイルは端末に残る
- 追加したブックマークは終了後も残る
- 閲覧先のWebサイトはアクセスを把握できる
- 会社や学校のネットワーク管理者が通信を確認できる場合がある
- インターネット接続事業者が通信情報を把握できる場合がある
- ログインしたサービスには利用記録が残る場合がある
シークレットモードは完全な匿名化機能ではありません。共有端末で一時的にログインするときや、Cookieや拡張機能が不具合の原因か確認するときに役立つ機能です。
Google Chromeを快適に使い続けるために
ブラウザ選びで迷った場合、Google Chromeは、対応するWebサービスの多さ、複数端末での同期、翻訳、パスワード管理、拡張機能などを備えた使いやすい選択肢です。
Chromeが重くなった場合も、すぐに別のブラウザへ変更するのではなく、通信環境、タブ、メモリセーバー、拡張機能、キャッシュなどを順番に確認すると改善する可能性があります。
普段からChromeとOSを更新し、不要なタブや拡張機能を減らし、安全確認とパスワードチェックを行うことで、速度と安全性の両方を保ちやすくなります。
設定を変更するときは、一度に複数の項目を変更せず、一つずつ動作を確認してください。原因が分かれば、同じ問題が発生した際にも対処しやすくなります。
<参考サイト>Google Chrome公式サイト / Google Chromeヘルプ / Chromeウェブストア / 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)

