Chromeが重い・ネットが遅いときに確認すること
Google Chromeの動作が重いときは、ブラウザ自体の不具合とは限りません。通信回線、端末のメモリ、開いているタブ、拡張機能などを順番に確認すると、原因を切り分けやすくなります。
別のWebサイトが開くか確認する
最初に、複数のWebサイトを開いてみましょう。
一つのサイトだけが遅い場合は、アクセス先のサーバー障害、メンテナンス、アクセス集中などが原因の可能性があります。複数のサイトがすべて遅い場合は、通信環境、端末、ブラウザ側に原因があると考えられます。
- 別のWebサイトを開く
- ページを再読み込みする
- Webアドレスに入力ミスがないか確認する
- 別の端末から同じサイトを開く
- Wi-Fiとモバイル回線を切り替える
Wi-Fiやモバイル回線を切り替える
スマートフォンのネットが遅い場合は、Wi-Fiからモバイル回線へ切り替えて表示速度を確認します。モバイル回線で正常に開く場合は、Wi-Fiルーターや固定回線に問題がある可能性があります。
反対に、Wi-Fiでは開くもののモバイル回線では遅い場合は、電波状況や通信速度制限が影響している可能性があります。
- 機内モードが有効になっていないか確認する
- 電波の安定した場所へ移動する
- Wi-Fiルーターを再起動する
- 通信速度制限がかかっていないか確認する
- VPNを一時停止して変化を確認する
- 公共Wi-Fiのログイン画面が出ていないか確認する
Chromeと端末を再起動する
一時的な処理の停滞は、Google Chromeを完全に終了して開き直すことで改善する場合があります。
スマートフォンでは、ホーム画面に戻っただけではChromeがバックグラウンドで動き続けることがあります。起動中のアプリ一覧からChromeを終了し、再度起動してください。
それでも改善しない場合は、パソコンやスマートフォンを再起動します。OSの更新後や、長期間再起動していない端末では、再起動によって動作が安定することがあります。
不要なタブやアプリを閉じる
Chromeで大量のタブを開くと、それぞれのページがメモリを使用します。動画、地図、オンライン会議、画像編集、SNSなどは、比較的大きな負荷がかかる場合があります。
後で読みたいページは、ブックマークやリーディングリストに保存し、現在使用していないタブを閉じましょう。
スマートフォンでは、Chrome以外のアプリも同時に起動していることがあります。ゲーム、動画、カメラ、地図などのアプリを終了すると、使用できるメモリが増えて動作が改善する可能性があります。
メモリセーバーを利用する
パソコン版Google Chromeには、使用していないタブのメモリを解放する「メモリセーバー」があります。
Chrome右上のメニューから「設定」→「パフォーマンス」を開き、メモリセーバーの設定を確認します。使用していないタブを休止状態にすることで、現在使用しているページや他のアプリにメモリを回せます。
音楽再生、チャット、業務システムなど、常に動作させたいサイトは、休止させないサイトとして追加できる場合があります。
Google Chromeを最新版に更新する
古いバージョンのChromeでは、不具合が修正されていなかったり、新しいWeb技術に正しく対応できなかったりすることがあります。
パソコン版では、右上のメニューから「ヘルプ」→「Google Chromeについて」を開きます。更新がある場合は自動的に確認され、更新後に再起動を求められることがあります。
AndroidではGoogle Play、iPhoneやiPadではApp Storeから更新状況を確認してください。Chromeだけでなく、端末のOSも最新版に近い状態へ保つことが重要です。
拡張機能を一時的に無効にする
広告ブロック、翻訳、画面キャプチャ、文章作成などの拡張機能は便利ですが、ページの読み込みや表示に影響することがあります。
パソコン版Chromeでは、右上のメニューから「拡張機能」→「拡張機能を管理」を開き、最近追加したものや使っていないものを一時的に無効にします。
拡張機能を無効にした後で動作が改善した場合は、その拡張機能が原因である可能性があります。一つずつ有効に戻すと、問題のある拡張機能を特定しやすくなります。
Webサイトやページが開かない場合の対処法
「ページが表示されません」「このサイトにアクセスできません」「応答に時間がかかりすぎています」と表示される場合は、保存データや通信設定を確認します。
シークレットモードで開いてみる
通常のウィンドウでは開かないWebサイトが、シークレットモードでは開くことがあります。
パソコン版では、右上のメニューから「新しいシークレットウィンドウ」を選択します。Windowsでは「Ctrl+Shift+N」、Macでは「Command+Shift+N」でも開けます。
シークレットモードで正常に表示される場合は、通常画面に保存されたCookie、キャッシュ、拡張機能などが影響している可能性があります。
キャッシュをクリアする
キャッシュは、一度表示した画像やWebページの一部を端末に保存し、次回の表示を速くする仕組みです。
ただし、古いデータや正常に保存されなかったデータが残ると、ページが更新されない、レイアウトが崩れる、Webサイトが開かないといった問題が起こることがあります。
パソコン版Chromeでは、右上のメニューから「閲覧履歴データを削除」を選択し、「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れて削除します。
AndroidやiPhoneでも、Chromeのメニューから「閲覧履歴データを削除」を開き、削除する期間と項目を選択できます。
Cookieを削除する
Cookieには、Webサイトへのログイン状態、言語設定、買い物かごの内容などが保存されることがあります。
Cookieの情報が古くなったり破損したりすると、ログインできない、別のアカウントに切り替えられない、ページが繰り返し読み込まれるなどの問題が起こる場合があります。
Cookieを削除すると、ログイン中のWebサイトからログアウトすることがあります。必要なIDやパスワードを確認してから削除してください。
セキュリティソフトやフィルタリングを確認する
セキュリティソフト、ファイアウォール、保護者向けフィルタリング、VPN、会社のネットワーク設定などが、特定のWebサイトへの接続を制限することがあります。
保護機能をすべて無効にするのではなく、ブロック履歴や警告内容を確認してください。会社や学校から貸与された端末では、管理者が設定を行っている場合があります。
最後の手段としてChromeを再インストールする
再起動、更新、キャッシュ削除、拡張機能の無効化を行っても改善しない場合は、Google Chromeの再インストールも選択肢になります。
再インストールする前に、必要なブックマークやパスワードがGoogleアカウントと同期されているか確認してください。同期していないブックマークは、事前にファイルへ書き出す方法があります。
広告ブロックやChrome拡張機能を利用するときの注意点
Google Chromeでは拡張機能を追加することで、広告の非表示や画面キャプチャなどの機能を利用できます。しかし、追加する拡張機能によってはブラウザが重くなったり、Webサイトが正常に動かなくなったりすることがあります。
便利さだけで選ぶと見落としやすいのが、拡張機能に与えるアクセス権限です。安全な選び方とパスワード管理については次のページで解説します。

