衛星通信でつながるスターリンクの仕組みと料金プラン
スターリンクはSpaceXが展開する衛星インターネットサービスで、多数の低軌道衛星と利用者側の専用端末を使って通信します。自宅まで光ファイバーを引き込む固定回線とは仕組みが異なるため、地上回線を整備しにくい場所でも通信環境を用意できる可能性があります。
低軌道衛星と専用アンテナでインターネットにつながる
利用者はStarlink端末を空が広く見える場所へ設置し、端末が上空の衛星と通信します。家庭内ではルーターを通じてスマートフォンやパソコンなどをWi-Fi接続するため、普段のインターネットと同じような感覚で複数の機器を利用できます。
重要なのは、衛星との間に障害物が少ないことです。木の枝、建物、屋根、電柱などが端末の視野を遮ると、通信の中断や速度低下につながる場合があります。山奥だから使えないというより、設置場所から空を見通せるかが大きな判断材料になります。
自宅向けResidentialは月額4,900円から
2026年9月時点の日本向け公式サイトでは、自宅向けの「Residential – 100 Mbps」が月額4,900円から、より高速な「Residential」が月額7,100円から案内されています。前者は100Mbpsに速度が制限され、後者は最大400Mbps超の速度が示されています。
どちらも家庭向けの固定利用を前提としたプランで、データ容量は無制限です。ただし、表示されるプランや料金は住所によって異なる場合があり、公式サイトでも一部プランは特定地域のみで提供されると案内されています。
持ち運び向けRoamは利用量で選ぶ
旅行やキャンプなどで持ち運ぶ用途には「Roam」があります。日本ではRoam – 100GBが月額6,920円から、Roam – Unlimitedが月額15,600円からです。公式サイトではいずれも実現可能な最高速度として300Mbps超が示されていますが、速度は保証されません。
Roam – 100GBは月間100GBまで高速データを利用でき、その後も低速通信を無制限で利用できます。また、一部地域ではハードウェアが34,800円から案内されているため、導入時は月額料金だけでなく端末費用も確認しましょう。
次ページでは、自宅、別荘、キャンプ、山間部など、スターリンクを利用する場所によって何を確認すればよいか整理します。