
MANTという銘柄コードを見て、「現在の株価はいくら?」「リアルタイムで取引できる?」「次の決算発表日は?」「配当利回りや今後の業績は?」と気になった方は注意が必要です。NASDAQでMANTとして上場していたManTech International Corporation(マンテック・インターナショナル)は、2022年にCarlyle(カーライル)傘下となり非公開化されました。つまり、2026年9月現在はMANT株のリアルタイム株価も、上場企業としての決算予定や配当利回りも存在しません。本記事では、この重要な点を最初に整理したうえで、旧MANTの株価、会社概要、過去の業績・配当、現在のMANTECHの事業、チャートの見方、掲示板情報を見る際の注意点まで詳しく解説します。

<この記事の目次>
- MANT株の結論|2026年現在は上場していない
- MANTの銘柄コードと最後の株価
- なぜMANTは上場廃止になったのか
- MANTECHの会社概要・現在の事業内容
- MANTの過去の業績推移
- 現在の業績予想は確認できる?
- MANTの決算発表日は?
- MANTの配当金・配当利回り
- チャート・テクニカル分析の注意点
- MANT掲示板・口コミ・評判を見る際のポイント
- MANTについてよくある疑問
MANT株の結論|2026年現在、NASDAQでは売買できない
最も重要なポイントから確認しましょう。
2026年9月4日現在、旧MANT株をNASDAQで売買することはできません。
MANTは、米国の政府・国防・情報機関向けテクノロジー企業ManTech International CorporationのClass A普通株に付けられていたティッカーシンボルです。
しかし、ManTechは2022年9月14日、世界的な投資会社Carlyleが運用するファンドによる買収を完了しました。買収完了によってManTechは非公開企業となり、普通株式はNASDAQでの取引を終了しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 旧企業名 | ManTech International Corporation |
| 旧ティッカー | MANT |
| 旧上場市場 | NASDAQ Global Select Market |
| 最後の通常取引日 | 2022年9月13日 |
| 買収完了日 | 2022年9月14日 |
| 買収対価 | 1株につき96.00米ドルの現金 |
| NASDAQでの取引 | 現在は不可 |
MANT株価はリアルタイムで確認できる?表示される95ドル台の正体
現在、一部の金融情報サイトで「MANT 95.98ドル」「MANT 95.99ドル」などの数値が表示されることがあります。
これは2026年現在のリアルタイム株価ではありません。上場していた当時の最終取引付近の価格が、そのまま過去データとして表示されているものです。
複数の株価履歴データでは、2022年9月13日のMANT株はおおむね95.98~95.99ドルで取引を終えたことが確認できます。一方、Carlyleによる買収では株主に1株96ドルが支払われました。
したがって、金融情報サイトに95ドル台の数字が残っていても「MANTが現在95ドルで買える」という意味ではありません。
MANTのリアルタイムチャートが動かない理由
理由は単純で、取引そのものが終了しているためです。
通常の上場株なら市場が開いている時間に売買が成立し、価格や出来高が更新されます。しかし旧MANT株には現在NASDAQ上での取引がないため、新しい株価データは発生しません。
チャートサービスで2022年9月以降の値動きが表示されない、または95ドル台で止まったように見える場合も、システム障害ではなく上場廃止後の旧銘柄データである可能性をまず確認しましょう。
MANTはなぜ上場廃止になった?経営悪化による廃止ではない
MANTが市場から消えた理由についても正確に理解しておく必要があります。
これは、上場基準を満たせなかったための強制的な上場廃止ではありません。
2022年5月16日、ManTechはCarlyleが運用するファンドによる買収契約を発表しました。取引の企業価値は約42億ドルとされ、ManTech株主には1株につき96ドルの現金を支払う条件でした。
その後、株主承認などの手続きを経て2022年9月14日に買収が完了し、ManTechは買収側企業の完全子会社となりました。その結果、公開市場で株式を取引する必要がなくなり、MANTの上場が終了しました。
NASDAQ Traderによると、MANTの最後の取引日は2022年9月13日で、買収完了後に取引が停止・上場廃止へ進んでいます。
MANTECHとはどんな会社?会社概要と事業内容
株式は非公開化されましたが、MANTECHという企業自体がなくなったわけではありません。2026年現在も事業を続けています。
現在の公式サイトでは、MANTECHは国家安全保障分野を中心に、高度なテクノロジーやエンジニアリングを提供する企業として事業を展開しています。
| 企業 | MANTECH |
|---|---|
| 創業 | 1968年 |
| 本拠地 | 米国バージニア州ハーンドン |
| CEO兼President | Matt Tait |
| 従業員 | 約8,700人(公式CEO紹介ページ掲載値) |
| 旧NASDAQティッカー | MANT |
| 現在 | 非公開企業 |
主力はサイバー・AI・デジタル・高度エンジニアリング
2026年現在、MANTECHは公式サイトで主な技術分野として次の領域を掲げています。
- Cyber:国家安全保障などに関わる高度なサイバー能力
- Data and AI:データ分析や人工知能を活用したミッション支援
- Digital:クラウド、ソフトウェア、デジタルトランスフォーメーションなど
- Intelligent Engineering:システム・ソフトウェア・デジタルエンジニアリングなど
主要市場としてDefense & Space、Intelligence & Homeland Securityなどを扱っており、米国の国防・情報・国家安全保障に関連する案件が重要な事業領域となっています。
2026年にも大型契約を発表
MANTECHは非公開企業となった後も、公式サイトで契約獲得などのニュースを公表しています。
直近では2026年9月2日、米海軍関連のNSWC Crane Divisionを支援する5年間・3億4,500万ドル規模のサイバー関連契約を獲得したと発表しました。
また2026年7月1日には、艦船の水上レーダーシステム近代化に関わる5年間・1億9,700万ドルの契約を発表しています。
ただし、契約金額はそのまま特定年度の売上高や利益になるわけではありません。契約期間、実際の業務実施、発注条件などが関係するため、大型契約の発表だけから将来の利益を算出することはできません。
MANTが上場していた最後の数年間、売上と利益は実際にどのように動いていたのでしょうか。公開企業時代の正式なSEC資料から次ページで確認します。




