ウイルス感染の症状と、パソコンが重いときの確認手順
パソコンの動作が急に重くなると、ウイルス感染を疑いたくなります。しかし、動作の遅さだけで感染を断定することはできません。ストレージ容量の不足、更新処理、起動アプリの増加、メモリ不足、機器の劣化などでも同じような症状が出ます。
感染時に見られることがある症状
- 見覚えのないアプリやブラウザ拡張機能が追加されている
- ブラウザのホーム画面や検索サービスが勝手に変わる
- 不審な広告や別画面が繰り返し表示される
- セキュリティ機能やOSの更新が無効になっている
- 何もしていないのに通信量やCPU使用率が高い状態が続く
- 自分が送っていないメールやSNSメッセージが送信される
- ファイルが開けない、拡張子が変わるなどの異常が起きる
これらは感染を疑うきっかけにはなりますが、必ずしもウイルスが原因とは限りません。警告画面だけを見て慌てて有料サービスを契約せず、端末に正式にインストールされているセキュリティ機能からスキャンを実行してください。
パソコンが重いときの確認手順
- OSとセキュリティソフトを更新する
更新が停止していると、新しく確認された脅威への対策が反映されません。 - 正式なセキュリティ画面からスキャンする
広告やブラウザ通知ではなく、マカフィーのアプリまたはWindows セキュリティを直接開きます。 - 不要な起動アプリを確認する
パソコンの起動と同時に多数のアプリが動くと、処理が重くなることがあります。 - ストレージの空き容量を確認する
空き容量が極端に少ない場合は、不要なファイルを整理します。 - ウイルス対策ソフトの重複を確認する
古いセキュリティソフトが残っていないかを確認します。
不審な遠隔操作が始まった、第三者に操作されているように見える、ファイルが次々と変更されるといった場合は、LANケーブルを抜く、Wi-Fiを切るなどしてネットワークから切断してください。その後、安全な別端末から重要なアカウントの状況を確認します。
「ウイルス感染」の警告は本物?偽警告を見分けるポイント
Webサイトを見ている最中に、突然「ウイルスに感染しています」「今すぐ電話してください」と表示されても、本物の警告とは限りません。IPAは、偽のセキュリティ警告を使って電話をかけさせ、遠隔操作ソフトの導入や金銭の支払いへ誘導するサポート詐欺について注意を呼びかけています。
偽警告を疑う特徴
- 大音量の警告音や音声が流れる
- 画面いっぱいに赤い警告が表示される
- 「残り数分」などのカウントダウンで焦らせる
- 特定の電話番号へ連絡するよう求める
- 遠隔操作アプリを入れるよう指示する
- プリペイドカードやネットバンキングでの支払いを求める
- 画面にMcAfeeやMicrosoftなどの名称やロゴが表示されているだけ
企業名やロゴが表示されていても、それだけで正規の警告とは判断できません。ブラウザ上の広告や通知は、実際に端末内部をスキャンして感染を確定した結果ではない場合があります。
偽警告が出たときの対処法
- 画面に表示された電話番号へ連絡しない
- 個人情報、カード情報、パスワードを入力しない
- ダウンロードやインストールを行わない
- ブラウザのタブやウィンドウを閉じる
- 閉じられない場合は「Alt」キーと「F4」キーなどで終了する
- 正式なセキュリティアプリを開いてスキャンする
- ブラウザ通知が繰り返される場合は通知許可を削除する
すでに遠隔操作を許可した場合はネットワークを切断し、インストールされた遠隔操作アプリを削除します。カード情報やネットバンキング情報を伝えた場合は、カード会社や金融機関の正式な窓口へ速やかに連絡してください。
次のページでは、スマートフォンにもセキュリティソフトが必要なのか、ネットショッピングやフリーWi-Fiを安全に使う方法、期限切れ後の対応を紹介します。




