家族葬は「安い葬儀」と決めつけない

家族葬と聞くと、「一般葬より安い」と考える人もいます。たしかに、参列者を少なくすれば、料理や返礼品などの費用を抑えやすい面はあります。

ただし、家族葬だから必ず安くなるとは限りません。どの式場を使うか、どのプランを選ぶか、安置日数が何日になるか、宗教者への対応が必要かによって、費用は変わります。

大切なのは、家族葬という言葉だけで決めることではなく、葬儀社に「何が含まれていて、何が別料金なのか」を確認することです。

小さく見送るには、事前の整理が必要

家族葬を選ぶ場合でも、誰を呼ぶのか、どこまで連絡するのか、香典を受け取るのか、後日弔問を受けるのかなど、決めることがあります。

この整理をしないまま葬儀を迎えると、「あの親戚を呼ばなくてよかったのか」「近所に知らせるべきだったのか」と迷いやすくなります。結果として、家族葬を選んでも、親族対応で疲れてしまうことがあります。

後悔しないために葬儀社へ早めに聞きたいこと

家族葬で後悔を減らすには、葬儀社選びが重要です。急な場面で一社だけに決めてしまうと、比較する余裕がありません。事前に相談先を知っておくだけでも、いざという時の不安は軽くなります。

問い合わせるときは、「家族葬はいくらですか」と聞くだけでは不十分です。費用の内訳や追加費用、対応できる式場、安置場所、搬送範囲まで確認しておくと安心です。

プランに含まれるものを確認する

家族葬プランには、棺、骨壺、遺影写真、祭壇、ドライアイス、搬送、スタッフ対応などが含まれている場合があります。ただし、内容は葬儀社によって異なります。

同じ「家族葬プラン」でも、式場使用料が別だったり、安置費用が日数によって追加されたりすることがあります。見積もりを見るときは、総額だけでなく、項目ごとに確認しましょう。

追加費用になりやすい項目を聞く

追加費用になりやすいのは、安置日数、搬送距離、料理、返礼品、生花、式場使用料、火葬場の待機日数などです。特に都市部では、火葬場の空き状況によって葬儀まで日数が延びることがあります。

その場合、安置費用やドライアイス代が増える可能性があります。問い合わせ時に「追加になりやすい費用は何ですか」と聞いておくと、あとから慌てにくくなります。

対応エリアと式場の場所を確認する

家族葬では、参列者が少ないからこそ、家族が集まりやすい場所を選ぶことが大切です。自宅近く、故人の住まいの近く、火葬場に近い式場など、候補はいくつかあります。

葬儀社によっては、自社式場を持っている場合もあれば、公営斎場や提携式場を案内する場合もあります。費用だけでなく、移動のしやすさも確認しておきましょう。