ボベスパ指数とは?リアルタイムチャート・構成銘柄・2026年の見通し・ETFまでわかりやすく解説

ボベスパ指数の構成銘柄一覧【2026年9月・第3次プレビュー】

ボベスパ指数の構成銘柄は固定されているわけではなく、原則として4カ月ごとに見直されます。

2026年9月4日時点でB3が公表している最新情報は、2026年8月31日に発表された9月期の第3次プレビューです。このプレビューは76銘柄・74社で構成されています。今回の見直しではTendaのTEND3が入り、PetroReconcavoのRECV3とSLC AgrícolaのSLCE3が外れる内容となっています。

重要:これは2026年9月4日時点では最終確定版ではありません。B3は新しい正式ポートフォリオを2026年9月8日に確定する予定です。9月7日はブラジルの独立記念日で休場となるため、構成を確認するときは「プレビュー」と「最終版」を混同しないよう注意してください。

構成比率が大きい上位5銘柄

銘柄コード第3次プレビューの構成比率
Vale(ヴァーレ)普通株VALE311.864%
Itaú Unibanco(イタウ・ウニバンコ)優先株ITUB48.489%
Petrobras(ペトロブラス)優先株PETR47.766%
Axia Energia 普通株AXIA34.875%
Petrobras(ペトロブラス)普通株PETR34.698%

ヴァーレ、ペトロブラス、イタウ・ウニバンコなど、一部の大型企業が比較的大きなウェイトを占めています。そのため、鉄鉱石や原油などの商品市況、大手銀行の業績は、ボベスパ指数全体にも影響を与えやすい要素です。

ボベスパ指数の構成銘柄76銘柄一覧

以下は2026年8月31日に公表された第3次プレビューに含まれる銘柄です。比率は株価などによって変動するため、ここでは銘柄コードと企業名を中心に掲載します。

No.コード企業・銘柄名
1VALE3Vale
2ITUB4Itaú Unibanco
3PETR4Petrobras
4AXIA3Axia Energia
5PETR3Petrobras
6SBSP3Sabesp
7BBDC4Bradesco
8B3SA3B3
9ITSA4Itaúsa
10WEGE3WEG
11EMBJ3Embraer
12BPAC11BTG Pactual
13ABEV3Ambev
14BBAS3Banco do Brasil
15ENEV3Eneva
16PRIO3PRIO
17EQTL3Equatorial Energia
18CPLE3Copel
19VBBR3Vibra Energia
20RDOR3Rede D’Or
21UGPA3Ultrapar
22RENT3Localiza
23GGBR4Gerdau
24SUZB3Suzano
25RADL3Raia Drogasil
26BBSE3BB Seguridade
27BBDC3Bradesco
28CSMG3Copasa
29RAIL3Rumo
30VIVT3Telefônica Brasil
31CMIG4Cemig
32TOTS3TOTVS
33ENGI11Energisa
34MOTV3Motiva
35KLBN11Klabin
36TIMS3TIM Brasil
37MBRF3MBRF
38EGIE3Engie Brasil
39ALOS3Allos
40ISAE4ISA Energia
41CXSE3Caixa Seguridade
42ASAI3Assaí
43SANB11Santander Brasil
44LREN3Lojas Renner
45SMFT3Smart Fit
46CMIN3CSN Mineração
47MULT3Multiplan
48GOAU4Metalúrgica Gerdau
49PSSA3Porto Seguro
50CSAN3Cosan
51TAEE11Taesa
52FLRY3Fleury
53CPFE3CPFL Energia
54NATU3Natura
55HYPE3Hypera
56CYRE3Cyrela
57BRAP4Bradespar
58IGTI11Iguatemi
59CURY3Cury
60BRAV3Brava Energia
61COGN3Cogna
62TEND3Tenda
63CSNA3CSN
64USIM5Usiminas
65DIRR3Direcional
66AURE3Auren
67POMO4Marcopolo
68VIVA3Vivara
69YDUQ3Yduqs
70MRVE3MRV
71AZZA3Azzas 2154
72MGLU3Magazine Luiza
73HAPV3Hapvida
74BEEF3Minerva
75CEAB3C&A Modas
76VAMO3Vamos

同じ企業の普通株と優先株が別々に採用されることもあります。たとえばPetrobrasはPETR3とPETR4、BradescoはBBDC3とBBDC4が含まれています。このため「76銘柄=76社」ではなく、第3次プレビューでは76銘柄・74社となっています。

ボベスパ指数とサンパウロの違いは?B3との関係も整理

「ボベスパ指数」と「サンパウロ証券取引所」が混同されることがありますが、同じものではありません。

  • Ibovespa(ボベスパ指数):ブラジル株の値動きを示す株価指数
  • BOVESPA:かつて使われていたサンパウロ証券取引所の名称
  • B3:現在ブラジルの主要な金融市場インフラを運営する取引所運営会社

B3の公式沿革によると、1967年に取引所はBOVESPAの名称となり、2008年にBOVESPAとBM&Fが統合してBM&FBOVESPAが誕生しました。その後、2017年にBM&FBOVESPAとCetipの統合が完了し、現在のB3につながっています。

つまり、現在の取引所を昔の呼び方で「サンパウロ証券取引所」「Bovespa」と表現する情報もありますが、現在の正式な市場運営主体を理解するうえではB3と覚えておくと整理しやすくなります。一方、「ボベスパ」という名前は株価指数Ibovespaの呼称として現在も広く使われています。

ボベスパ指数をドル建てで見ると何が変わる?

ボベスパ指数そのものは、B3がブラジルレアル(BRL)ベースのトータルリターン指数として算出しています。しかし、米ドルを基準に資産価値を見る場合、株価だけではなくブラジルレアルと米ドルの為替変動が加わります。

たとえばブラジル株がレアル建てで上昇しても、同じ期間にレアルが米ドルに対して大きく下落すれば、ドル換算した上昇率は小さくなる場合があります。反対に、株価上昇とレアル高が同時に起きれば、ドル換算では押し上げ要因になります。

B3は統計資料の中で米ドル換算したIbovespaの数値も公表しており、月末の商業ドル売値などを利用して換算しています。ただし、これは「通常のIbovespaとは別の株を組み入れた指数」という意味ではありません。

また、実際にETFなどへ投資した場合の収益率は、単純に指数を為替レートで割った数字と完全には一致しません。商品ごとの運用費用、連動誤差、売買価格、分配、為替の評価タイミングなども関係します。

指数の仕組みがわかったところで、気になるのは「2026年後半にボベスパ指数はどうなるのか」です。金利、ブラジル大統領選、資源価格、為替という4つの重要ポイントを次ページで整理します。