
銘柄コードが英数字に変更?2024年からアルファベット入りコードが登場
日本株の銘柄コードといえば長年「数字4桁」が基本でしたが、2024年1月1日以降に新たに設定される株式固有名コードから英文字の使用が開始されました。
背景にあるのは、使用できる数字4桁のコードが少なくなったことです。
証券コード協議会では、一般事業会社などへ設定する1300~9999の数字4桁コードの残りが減少したため、使用できる組み合わせを増やす目的で英文字を導入しました。
英文字が入るのは2桁目と4桁目
英文字を使用できる場所にはルールがあります。
- 先頭から2桁目
- 先頭から4桁目
- または2桁目と4桁目の両方
証券コード協議会が示す形式の例には、次のようなものがあります。
- 987A
- 9A76
- 9A7A
なお、アルファベット26文字すべてを使うわけではありません。
B・E・I・O・Q・V・Zを除いた19文字が使用対象です。
昔からある9432や7011が英数字へ変更されるわけではない
英文字導入によって、既存の全銘柄が一斉に変更されたわけではありません。
証券コード協議会は、2024年より前にすでに設定されていたコードについては、従来の数字のみのコードをそのまま使用するとしています。
そのため、NTTは9432、三菱重工業は7011、ヤマハ発動機は7272のままです。
銘柄コード「200A」のAにはどんな意味がある?
ここは特に誤解しやすいポイントです。
200Aの「A」は、業種や株価ランク、成長性、格付けなどを表しているわけではありません。
英文字は、利用可能なコードの組み合わせを増やすために導入されたものです。
したがって、「Aだから優良銘柄」「AはETFという意味」といった読み方はできません。
実際、銘柄コード200Aは2026年9月現在、野村アセットマネジメントが運用する「NEXT FUNDS 日経半導体株指数連動型上場投信」に使われています。
これは個別企業の普通株ではなくETFです。
銘柄コードは変更されることがある?
企業名が変わっただけで、通常は銘柄コードまで変更されません。
また、所属業種が変更された場合も、証券コード協議会は現行の4桁コードを変更しないとしています。
一方、株式移転などによって新たな親会社が設立され、その新会社が新規上場する場合には、新しい証券コードが設定されることがあります。
合併については、存続上場会社がある場合、原則として存続会社の証券コードが引き継がれます。
上場廃止になったコードは別会社が使う?
証券コード協議会によると、1993年7月以降に上場廃止などで使われなくなった証券コードは、別会社へ再度割り当てないことになっています。
ただし、それ以前に一度削除されたコードについては、別会社に割り当てられた例があります。
昔の資料と現在の企業を比較するときは、この点にも注意が必要です。
銘柄コードを検索する一番確実な方法
現在の正式な銘柄名、コード、市場区分、業種を確認したい場合は、JPXの「東証上場会社情報サービス」が代表的な確認先です。
検索画面では、次のような条件から探せます。
- 銘柄名・会社名
- 銘柄コード
- 市場区分
- ETF
- ETN
- REIT
- その他の上場商品
普通株の場合は、コードだけでなく市場区分、業種、決算期、英文商号、適時開示なども確認できます。
会社名が似ている場合はコードで確認すると便利
企業名は、持株会社化や商号変更によって変わることがあります。
また似た名称の会社も存在するため、投資対象を間違えないためには会社名だけでなく銘柄コードも確認することが重要です。
証券会社で注文を行う場合には、最低でも次の3点を照合すると安心です。
- 銘柄コード
- 正式な銘柄名
- 市場・金融商品の種類
特に「1360」「1489」「200A」のようにETFへ付けられているコードを、個別企業の株式と誤解しないよう注意しましょう。
銘柄コード一覧をCSVで取得する方法
多数の銘柄をExcelやプログラムで管理したい場合は、銘柄コードを1件ずつ検索するより一覧データを利用すると便利です。
JPXでは2026年現在、JPxData Portalを通じて最新の上場銘柄一覧をCSV形式で取得できるサービスを案内しています。
CSVデータは、たとえば次のような用途に利用できます。
- Excelで銘柄リストを作る
- ポートフォリオ管理表へ銘柄名を自動入力する
- Pythonなどで株式データを整理する
- 市場区分や業種ごとに銘柄を分類する
JPXには月末時点の上場銘柄一覧もある
JPXの「東証上場銘柄一覧」では、直近月末時点の銘柄一覧も公開されています。
2026年9月4日時点の公開ページでは2026年7月末時点の一覧が掲載されており、毎月第3営業日の午前9時以降に前月末データを掲載する運用となっています。
こちらはExcelファイルで提供されています。
つまり、目的に応じて、最新銘柄一覧をCSVで扱いたい場合はJPxData Portal、月末時点の公式一覧ならJPXの東証上場銘柄一覧という使い分けができます。
会社四季報で銘柄コードを検索する方法
「会社四季報オンライン」でも、企業名や証券コードから銘柄を確認できます。
東洋経済新報社の2026年の利用ガイドによると、会社四季報オンラインの検索窓では、企業名や証券コードを使って銘柄を検索できます。
銘柄ページでは、証券コードのほか、会社概要、業績、株主、決算予定などさまざまな企業情報を確認できます。
また、四季報オンラインでは証券コード順に前後の銘柄へ移動する機能も用意されています。
ただし、正式なコードや上場状況そのものを確認する場合は、取引所であるJPXの情報と照合するとより確実です。
銘柄コードと英語の「Ticker」は同じ?
英語圏の株式市場では、株式を識別する記号としてTicker Symbol(ティッカーシンボル)という言葉が広く使われます。
たとえば米国株では、Appleは「AAPL」、Microsoftは「MSFT」のようなアルファベットのティッカーが使われます。
日本の4文字の銘柄コードも、実務上は同じように銘柄を識別する役割を持ちますが、日本の証券コード制度と米国のTicker Symbolは同一のコード体系ではありません。
「9432.T」と9432はどう違う?
海外の株価情報サービスでは、日本株を「9432.T」のように表示することがあります。
この場合、9432が日本の銘柄コードで、「.T」などは情報サービス側で東京市場を識別するために付けているサフィックスです。
こうした表記ルールは情報ベンダーによって異なるため、「9432.T」という文字列全体が証券コード協議会の正式な銘柄コードという意味ではありません。
では、指定された5016・1360・9432・1489・7011・7272・6228・200Aは実際に何の銘柄なのでしょうか。個別株とETFが混在しているため、最後のページで一覧にして整理します。




