自分で相場を確かめる3つの方法

不動産の価値は一つの数字だけで確認するより、実際の取引価格、公的な土地価格、民間の査定を組み合わせて見るほうが理解しやすくなります。それぞれ数字の意味が異なる点が重要です。

1.不動産情報ライブラリで実際の取引価格を見る

国土交通省の「不動産情報ライブラリ」では、不動産の取引価格や成約価格、地価公示、防災、都市計画、周辺施設などの情報を確認できます。まず自宅周辺で、物件種別や面積などが近い取引を探すと相場観をつかみやすくなります。

ただし、公開データは個別の部屋の状態やリフォーム歴、眺望などをすべて反映しているわけではありません。近い条件の事例を複数見て、幅を持って考えることが大切です。

2.地価公示や路線価は「売れる価格」と分けて見る

地価公示は、国土交通省が毎年1月1日時点の標準地の正常な価格を公示する制度です。地域の地価動向を把握する材料になりますが、自宅そのものの売却価格を示す数字ではありません。

また、国税庁の路線価は相続税・贈与税の土地評価に用いる基準で、2026年分は地価公示価格などの80%程度を目途に定められています。路線価をそのまま「家の市場価格」と考えないようにしましょう。

3.AI査定や机上査定で現在の目安を補う

公的データだけで個別の家の価格を判断するのが難しい場合は、不動産会社のAI査定や机上査定を組み合わせる方法があります。住所、面積、築年などを基に、近隣の相場や取引情報を加味して概算を出す仕組みです。

なお、国土交通省の不動産価格指数は2026年8月時点で2025年12月分が最新公表値で、2026年1月以降に公開予定だった一部データは算出プログラムの不具合により公表が延期されています。最新の個別相場は、直近の取引事例や売出状況も併せて確認するのが現実的です。

次ページでは、すみふの仲介ステップで利用できるAI査定、机上査定、訪問査定の違いと、資産価値を確認する流れを見ていきます。